そして、それぞれの惑星が支配しているナクシャトラと、その期間は次の通りである。
※(アシュヴィニーの起点を0度とし、レーヴァティの終点を359度59分59秒とする)
1・アシュヴィニー(0度00分~13度19分) |
ケートゥ 7年 |
2・バラニ(13度20分~26度39分) |
金星 20年 |
3・クリティカ(26度40分~39度59分) |
太陽 6年 |
4・ローヒニ(40度00分~53度19分) |
月 10年 |
5・ムリガシラ(53度20分~66度39分) |
火星 7年 |
6・アールドラ(66度40分~79度59分) |
ラーフ 18年 |
7・プナルヴァス(80度00分~93度19分) |
木星 16年 |
8・プシュヤ(93度20分~106度39分) |
土星 19年 |
9・アシュレーシャ(106度40分~119度59分) |
水星 17年 |
※マハー・ダシャーの主星を決めるもう一つの方法 |
●アンタラ・ダシャー
アンタラ・ダシャーは主要期間であるマハー・ダシャーの下の階層のダシャーである。 各惑星のマハーダシャーの中に、120年周期のマハー・ダシャーの時と同じ
割合で、9惑星の担当する期間が分けられている。 マハー・ダシャをより細かく分けた期間といえる。
【アンタラ・ダシャーの周期】 |
マハー・ダシャーが120年サイクルだったのに対し、アンタラ・ダシャーのサイクルはその上のマハー・ダシャを担当する惑星1つ分の期間が周期 となる。
(例・太陽のマハー・ダシャの中のアンタラ・ダシャーのサイクルは6年、ラーフのマハー・ダシャーの中のアンタラ・ダシャーのサイクルは18年となる)
【アンタラ・ダシャーの周期の順番】 |
アンタラ・ダシャーの惑星の順番はマハー・ダシャの順番と同じだがその時のマハーダシャの惑星と同じ惑星からスタートする。
(例・太陽のマハー・ダシャにおいては1番目のアンタラ・ダシャーは太陽、2番目のアンタラ・ダシャーは月、という具合に登場する惑星の順番は変わらない)
【アンタラ・ダシャーの期間】 |
各惑星の割合はマハー・ダシャーと同じである。計算をする上では X÷120 となる。
(例・太陽のマハー・ダシャーの中での、太陽のアンタラ・ダシャーの期間がどれくらいなのかを求めると仮定する。太陽のマハー・ダシャーは6年ある。6を120で割ると0.05である。(太陽の係数=0.05)
アンタラ・ダシャーの太陽も120年中6年あるという割合と一緒なのでここでは0.05×6=0.3となる。 0.3年が太陽のアンタラ・ダシャーの期間となる。)
●プラティアンタラ・ダシャー
プラティアンタラ・ダシャーはアンタラ・ダシャーのすぐ下の階層のダシャーである。
マハー・ダシャーとアンタラ・ダシャーの関係と、アンタラ・ダシャーとプラティアンタラ・ダシャーの関係は同様である。アンタラ・ダシャーの期間の中に、さらに先ほどと同じ割合で9惑星の期間がある。
プラティアンタラ・ダシャーをさらに小さく分類したものをスークシュマ・ダシャーといい、それをさらに細かく分類したものをプラーナ・ダシャーという。
※階層が下へ行くほど正確な出生時刻が求められる。実用的なのはせいぜいプラティアンタラ・ダシャーまでである。それより下の階層はよほど出生時刻が正確でなければ使えない。それぞれの惑星期間には、その割合に応じてさらに細かい9惑星の期間が入っている。