ラーシ・ドリシュティから検証するCOVID-19

 2019年12月26日、日本の日蝕図

 

※ここでは例として日本の日蝕図を挙げていますが、世界の潮流を見るために日蝕が起きたラーシを中心に検証しています。

 

COVID-19ことコロナ【神】ウイルスの初期状態を表示していると思われる2019年12月26日の日蝕図をみるとダヌにおいて蝕が起きている。ダヌは基本となるカーラ・プルシャのメーシャを第1室とする見方によると第9室に相当するので全人類にとってダルマを表す。

ダヌと反対のラーシとなるアビムカはミトゥナ(感覚的享楽/世俗的な知識)である。ダヌの惑星集合にとって人生を保つためには強く二元の世界を必要とする。

一方、サンムカはミーナ(サンニヤーサ)となる。これはダルマを表すダヌにとって大いなる挑戦をあらわす。

ダルマを頂点とするトリヴァルガtrivargaを目指すダヌからみると、ミーナがあらわすサンニヤーサ(放擲)は葛藤をともなう。

既得権益の放棄や旧態依然とした体制の転換などが課題の半年間だったと思われる。

 

グルは自然法則への調和をあらわし、ラーシ・ドリシュティも同じく自然界のバランスをあらわすため、創造→維持→破壊(変換)の循環が阻害された場合、このタイプのウイルスによって脳(グル)のダメージ、人間性の破壊が考えられる。

特に自然界の調和と関係する部位に問題があるかもしれない。

グルは淡蒼球(たんそうきゅう)をあらわすため、ウイルス蔓延の初期段階においてはシャニ・ラーフ=線条体~グル=淡蒼球路の後遺症(運動機能障害など)が残る可能性がある。

他には精神疾患(躁鬱、幻覚、幻聴)、生殖能力(グルは子供をあらわす)の障害が考えられる。

また、精神性の破壊という点から認知症、アルツハイマーなども引き起こされやすくなる。

ワクチンによる副作用も同様の傾向が予想される。

大手メディアの恐怖をあおる報道による精神的悪影響も懸念される。

 

ミトゥナとミーナの力量を比べてみると、7番目のグラハ・ドリシュティが投げかけられているミトゥナ(二元性/物質的享楽)のほうがはるかに強いため、相対世界、物質世界を追求する方向にあまりに傾斜していている。

グルは人類に対して方向転換の必要性を教示している。

 

 2020年12月14~15日の日本の日蝕図

 

英国変異株と関係していると思われる2020年12月14~15日の日蝕図をみると蝕の起きたヴリシュチカはグルとシャニが在住するマカラとドリシュティを組む。

つまりこの点に関して知識を得る(創造する)ためにはマカラの智慧が必要となる。マカラはヤマ神(閻魔天)と結びつけられる。ヤマ神は死の神なので、死から学ぶべきことが多い点を示している。亡くなった方々からの情報はよく精査すべきである。また、物事の終焉や崩壊についても同様である。

マカラの方角はダクシナ・ムールティをもあらわす。彼は無言で教える。

 

ヴリシュチカにとってアビムカであると同時にサンムカでもあるのはメーシャである。メーシャとヴリシュチカは互いにアグニ元素の両側面である。

メーシャは色や形を作るアーカーラĀkāraをあらわし、ヴリシュチカは変異・変容をあらわすヴィカーラvikāraである。

この時点では見えないものを見える化したり、隠されたものをあぶりだすことが維持のために重要である。

ヴリシュチカは不透明で隠蔽され、言語化できない、数値化できない状態をあらわす。事態はさらに迷宮入りしている。

ウイルスをあらわすケートゥが毒をあらわすヴリシュチカにあることから、感染力が強化されているとともに、強いラーフ/ケートゥ軸により人為的な手が加えられている点も示されている。

ワクチンや治療薬の急激な投与により、それらに適応したより強い変異株があらわれた可能性が高い。

 

ヴリシュチカにとってもう一つのパールシュヴァはカルカである。

カルカは母国、家、家庭、水のそばなどをあらわす。

自国第一主義/自国ファースト(地産地消など)に回帰する必要がある。

また、特に水に関する汚染は破壊につながる。水に関する物質から変異株をおさめるヒントが得られる可能性がある。

ブダが最もラーフ/ケートゥ軸に近いため、症状としては肺炎だが致命的となるのは血栓など血液循環の問題(ピッタの憎悪)となる可能性が高い。