プラシュナ・マールガ第二章・一部抜粋

 

【息の診断】

 

2-28
毎朝早くに、占星家は自らの息を診断しなければならない。それがどのナーディ―(Nadi)を通過するか、そしてどのブータ(Bhuta)にそれを割り当てることができるかを診断するのである。
これによって占星家はその日に起こるであろうことを前もって知ることが出来る。

同様に質問された瞬間における占星家の息の性質に従って、Nashta Prasna(富の喪失に関する問い)の場合やその種類において、質問者の未来を読むことが出来る。  

 

 

2-29
月曜日、水曜日、木曜日そして金曜日に息が左の鼻孔から抜けるならば、吉兆である。
日曜日、火曜日そして土曜日に右側の鼻孔から抜ければ、同様に好ましい。
しかし、良い惑星の日に右側の鼻孔から息が抜け、悪い惑星の日に左側の鼻孔から抜けると、影響は不運となる。
鼻孔を抜ける息を観察することによって重要な出来事を予想することが出来る。

 

 

2-30
息が吉兆と判断されたその日の本人は、健康が良好で、金銭を獲得し、豊富な食やその他の好ましい物事を経験する。
不吉と判断された場合、影響も不運なものとなる。つまり、良い食事を得ず、皆と喧嘩し、静かな眠りを得ることが出来ず、自然の呼びかけに答えるときも安楽を感じることができない。

 

 

2-31
日曜日に息が好ましくない場合、体中に痛みを感じる。
月曜日の場合は喧嘩、火曜日の場合は自分または親戚の死、水曜日の場合は遠方への旅、木曜日の場合は母国への何らかの災難、金曜日の場合は引き受けている仕事すべてにおける失敗、土曜日の場合は金銭の損失、勇気の喪失、収穫物の失敗、土地に関する訴訟の失敗。

 

 

2-40
左の鼻孔にはIda、右にはPingalaと呼ばれる神経がある。覆われた中央にはSushumnaがある。それらはそれぞれ月(チャンドラ)、太陽(Surya)そして火(アグニ)に支配されている。

 

 

2-41
Idaは開始時に良く、Pingalaはある場所に入るのに適している。SushumnaはYogiの実行のみに良い。  

 

【続く】